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03月25日-05号

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  1. 福井市議会 2005-03-25
    03月25日-05号


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    最終取得日: 2022-12-29
    平成17年 3月定例会               福井市議会会議録 第5号           平成17年3月25日(金曜日)午後3時2分開議〇議事日程 日程1 会議録署名議員の指名 日程2 第1号議案ないし第31号議案,第71号議案ないし第91号議案,請願第8号,請願第10号,請願第15号,請願第18号,請願第20号及び請願第21号,陳情第10号 日程3 市会案第30号 平成17年度福井市各会計予算議案に関する付帯決議について 日程4 第33号報告 専決処分の報告について            (工事請負契約の変更について) 日程5 第34号報告 専決処分の報告について            (工事請負契約の変更について) 日程6 第92号議案 収入役の選任について 日程7 第93号議案 監査委員の選任について 日程8 選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙について──────────────────────〇出席議員(34名) 1番 谷出 共栄君   2番 後藤 勇一君 3番 大森 哲男君   4番 巳寅 令子君 5番 青木 幹雄君   7番 高田 訓子君 8番 谷本 忠士君   9番 野嶋 祐記君 10番 堀川 秀樹君   11番 西本 恵一君 12番 浜田  篤君   13番 石丸 浜夫君 14番 見谷喜代三君   15番 川井 憲二君 16番 稲木 義幸君   17番 皆川 信正君 18番 松山 俊弘君   19番 石川 道広君 20番 早川 朱美君   21番 木村 市助君 22番 山口 清盛君   23番 谷口 健次君 24番 宮崎 弥麿君   25番 吉田 琴一君 26番 田中 繁利君   27番 皆川 修一君 28番 近藤 高昭君   29番 栗田 政次君 30番 加藤 貞信君   31番 田辺 義輝君 32番 西村 公子君   33番 中谷 勝治君 34番 中谷 輝雄君   35番 若山 樹義君──────────────────────〇欠席議員(1名) 36番 伊東 敏宏君──────────────────────〇事務局出席職員 議会事務局長      出 見 隆 文 議会事務局次長     松 北 俊 彦 庶務課長        宮 塚   哲 議事調査課長      竹 内 正 己 議事調査課副課長    奥 田 芳 文 議事調査課主任     細 田 貴 晴 議事調査課主幹     有 田 康 弘 議事調査課副主幹    吉 村 瞬 潤 議事調査課主査     廣 瀬 峰 雄 議事調査課主査     吉 田 裕 彦 議事調査課主事     大 島 里 香──────────────────────〇説明のため出席した者 市長         酒 井 哲 夫 君 副市長        奈 良 一 機 君 企業管理者      桑 野 正 暁 君 教育長        渡 辺 本 爾 君 市長室特命理事    澤 井 照 男 君 総務部長       村 尾 敬 治 君 財政部長       吹 矢 清 和 君 市民生活部長     酒 井 道 治 君 福祉保健部長     花 山 新 一 君 商工労働部長     大 村 順 一 君 農林水産部長     柿 本 靜 一 君 都市政策部長     谷 根 英 一 君 建設部長       戸 田 敏 男 君 下水道部長      伊 藤 隆 允 君 企業局長       松 田 康 夫 君 教育部長       田 中 利 憲 君 工事検査室長     濱 中 憲 雄 君────────────────────── ○議長(木村市助君) 出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。 よって,これより会議を開きます。 なお,本日の欠席通告議員は36番 伊東敏宏君1名であります。────────────────────── ○議長(木村市助君) それでは日程1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,1番 谷出共栄君,2番 後藤勇一君の御両名を指名します。────────────────────── ○議長(木村市助君) 次に日程2 第1号議案ないし第31号議案,第71号議案ないし第91号議案,請願第8号,請願第10号,請願第15号,請願第18号,請願第20号及び請願第21号,陳情第10号,以上59件を一括議題とします。 第1号議案ないし第31号議案,第71号議案ないし第91号議案,請願第20号及び請願第21号,陳情第10号の各案件につきましては,去る2月22日及び3月3日の本会議において各常任委員会,予算特別委員会及び議会運営委員会に付託され,予算議案については予算特別委員会から各常任委員会に調査を依頼いたしました。また請願第8号,請願第10号,請願第15号及び請願第18号については,議会運営委員会において継続審査となっておりましたが,それぞれ審査が終了した旨報告を受けましたので,これより審査の順序に従い,結果の報告を求めます。 〔各委員会審査結果報告書は本号末尾参照〕 まず総務委員長 25番 吉田琴一君。 (25番 吉田琴一君 登壇) ◆25番(吉田琴一君) それでは御報告申し上げます。 去る2月22日及び3月3日の本会議において,総務委員会に付託されました案件と予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査するため,8日,9日の両日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は,議案10件であり,いずれも原案どおり可決いたしました。 また調査依頼を受けました案件は,議案3件で,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 第82号議案 財産の取得について((仮称)地域交流センター)について委員から,5階に子育て支援センター,6階に託児室を計画されているが,同じフロアーに併設した方が市民は利用しやすいのではないか。また駅前へ買い物に来られた市民に対して,空き店舗を利用した託児所施設を設けてはどうかと以前から要望しているが,そういう機能を盛り込んでいるのかとの問いがありました。理事者から子育て支援センターは親子が集える機能を持たせた施設で,託児室は各種の講座や研修を受けられる方々を対象として計画をしている。駅前への買い物に来られる市民から託児所の需要があることは認めており,今後の検討課題としたいとの答弁がありました。 次に第16号議案 福井市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について委員から,地方公務員法の改正に伴う条例の制定だが,法律が改正された背景やその趣旨,また公表の形についての問いがあり,理事者から,人事行政運営の公正性,透明性を高めることで,さらに住民の理解と協力を得ることが法改正の目的であり,公表の形については採用試験や任用の状況,給与,勤務状況などを,住民にわかりやすい表形式で広報誌などに掲載する考えであるとの答弁がありました。 これに関して委員から,近年精神面を含めて職員の健康状況の悪化を耳にするが,報告事項の中の職員の福祉及び利益の保護については,どのような報告内容になるのかとの問いがあり,理事者から職員の健康に対する労働安全衛生の取り組み,けがや病気などの公務災害の状況,セクシュアルハラスメントに関する取り組み状況などのほか,少子化対策の観点から本市の職員向けに策定した特定事業主の行動計画も市内の各事業所に対する啓発の意味合いを含め,報告内容として考えていきたいとの答弁がありました。 次に予算特別委員会からの調査依頼案件であります第71号議案 平成16年度福井市一般会計補正予算 歳入の地方交付税に関して委員から,災害による地方交付税の上乗せがあるように聞いているが,その見通しはどうかとの問いがあり,理事者から,地方交付税については当初予算で12億円を予定し,災害による上乗せ分として15億円を見込んでおり,全体で27億円を計上しているとの答弁がありました。 次に第1号議案 平成17年度福井市一般会計予算 防災費に関して委員から,自主防災組織に対するさまざまな補助を地区に設ける連絡協議会に行うとのことだが,実際の現場において費用負担を強いられるそれぞれの自主防災組織に対して行うべきではないか。連絡協議会が組織されなかった地区には補助はないのかとの問いがあり,理事者から,16年度末で400になると思われる自主防災組織を17年度中には700に,さらに1年後には千数百にしたいという目標があり,徐々に組織数が膨らんでいく中で補助金の交付手続をスムーズに行いたい。また今後の活動強化のための各種支援策も地区単位で考えていることから,各地区に設ける連絡協議会を総合的な窓口として考えていきたい。連絡協議会が組織されない地区への補助金交付等の各種支援策は弾力的に運用していくとの答弁がありました。 次に第4条地方債に関して委員から,近年金利の低い状況が続いているが,過去において非常に高い金利で借り入れし,長期の返済を行っているものがあれば,金融機関に対して金利の競争意識を促し,金利の低いところへ借りかえを行っていくべきではないかとの問いがあり,理事者から,借り入れを県に申請する際,政府系金融機関は対象を選ぶことは困難だが,民間金融機関からの資金調達については今後金利の低いところを使っていきたい。借りかえについては現在予定していないとの答弁がありました。 次に第31号議案 平成17年度福井市一般会計補正予算 総務費に関して委員から,広域圏電算システム統合事業負担金の事業内容とその積算根拠,今後のスケジュールについての問いがあり,理事者から事業内容は例えば住民票などの個人番号の振り方を統合するなど,電算上のプログラムの修正を行うもので,積算の根拠は平均1システムが1,000万円強となる。システムの統合を26の業務に対して行い,あわせて関係市町村へのハード機器設置費用を含めた合計の本市負担分である。今後のスケジュールは17年4月から10月までの期間にデータ移行のプログラムを作成し,11月から12月の期間に26の業務の運用テストを行い,18年1月から最終的なデータ移行を行うことで,2月の合併に間に合わせていきたいとの答弁がありました。 以上が当委員会での審査結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わらせていただきます。 ○議長(木村市助君) 次に建設委員長 19番 石川道広君。 (19番 石川道広君 登壇) ◆19番(石川道広君) 建設委員会委員長報告をさせていただきます。 去る2月22日の本会議におきまして建設委員会に付託されました案件と予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査するため,3月8日,9日の両日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は,議案7件であり,いずれも原案どおり可決いたしました。 また調査依頼を受けました案件は,議案9件で,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について御報告を申し上げます。 まず第17号議案 福井市法定外公共物管理条例の制定に関して委員から,今まで国土交通省所管の国有地であった里道,水路が市へ無償譲与され,今後は市が財産管理等を行うことになるが,払い下げを必要とする場合,どのように対応していくのかとの問いがあり,理事者から,相談は市の監理課で行うが,申請は市の各所管課で受け付けし,行政財産の用途廃止を行ってから管財課において払い下げの手続を行う。対象となる土地は機能を有していない部分に限られ,単価に基づいて積算することになる。また里道,水路の管理に要する予算計上については,今後検討していきたいとの答弁がありました。 次に予算特別委員会からの調査依頼案件であります第71号議案 平成16年度福井市一般会計補正予算 災害復旧費中,土木施設災害復旧に関して委員から,山間部などの渓流における災害復旧の対応が早急に求められているが,入札が不調に終わるものもあり,何か手だてを考えているのかとの問いがあり,理事者から,砂防指定をしても砂防ダムのみで流路工の整備までできないのが現状である。市民の生命,財産を守るという観点から山間部の渓流の整備あるいは下流の集落を守るための治水事業など,総合的に緊急性,必要性を勘案しながら事業を進めていきたい。また県では山間集落の災害に関する検討委員会を設置し,間もなく検討結果を知事に提言することになっており,その報告を踏まえ,市としてもどのような対策に取り組めるのかを検討していきたいとの答弁がありました。 次に第75号議案 平成16年度福井市宅地造成特別会計補正予算 保留地処分に関して委員から,現在の各区画整理事業の保留地処分割合から見ると,事業完成時に未処分保留地が多く残ると推測されるが,市としてどのような対策を考えているのかとの問いがあり,理事者から,地価公示価格などを参考にして保留地単価の見直しを図っている。また早期における主要幹線道路の供用を初め,核となる施設の誘致を図るなど,各区画整理事業区域内の特性を高めるとともに,保留地処分を促進するため新たな方策を検討していきたいとの答弁がありました。 また委員から,市内の空き地率は全国的にも高く,未税収がふえる要因ともなっているが,区画整理事業の内容の見直しを図る考えはないのかとの問いがあり,理事者から,保留地は事業を推進する上の貴重な財源であり,保留地処分が厳しいとなれば,事業費の縮減や事業手法の見直しが必要となるとの答弁がありました。 さらに委員から,本市の人口をふやし,活気あるまちづくりを推進するために,他市町村から本市へ住民や企業が進出しやすいような環境を整備していく必要があり,土地利用政策を戦略的に練っていくべきとの意見がありました。 次に第77号議案 平成16年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算 福井駅前広場整備に関して委員から,福井駅周辺土地区画整理事業の完了年度は平成21年度と見込んでいるが,現在不確定要素も多く含んでおり,どのような見通しを持っているかとの問いがあり,理事者から,福井駅西口は駅前広場スペースなど状況が変化してきている部分もあるが,平成21年度の完成をめどに地権者との合意のもと,福井の顔づくりという観点から一体的な整備に努めていきたいとの答弁がありました。 次に第1号議案 平成17年度福井市一般会計予算 都市計画費中,福井駅付近連続立体交差事業に関して委員から,市が借り受ける高架下をどのように利用する計画かとの問いがあり,理事者から,現在決まっている箇所は高架下公衆トイレと駐輪場であり,それ以外の部分についてはどのような利用形態が市民にとって一番効率よいサービスを提供することができるのかという観点から,各地における高架下の利用状況の視察を行いながら,公共施設の配置ができないのかなどを含め検討しているとの答弁がありました。 また道路橋りょう費中,泉橋整備事業に関して委員から,泉橋のかけかえ工事はどのような施工計画かとの問いがあり,理事者から県施行の事業であり,平成17年度では調査設計,旧橋の撤去,さらに下部工に着手し,平成18年度では下部工,さらに上部工に着手し,平成20年度から21年度にかけて工事を完了する。また激甚災害特別事業で行っている足羽川のしゅんせつも並行で進められると県から報告を受けているとの答弁がありました。 さらに下水道費中 下水道整備事業に関して委員から,福井豪雨による災害復旧事業も多く,また来年には合併を控えていることから,公共下水道の未整備地区での施工がおくれていくのではないかとの危惧があるが,福井市汚水処理施設整備基本構想に基づき滞りなく強力に推進してほしいとの要望がありました。 次に第10号議案 平成17年度福井市駐車場特別会計予算 一般会計繰入金に関して委員から,公共駐車場は利益追求だけが目的ではないものの,公債費に一般財源からの繰り入れで充当している部分が大きく財政的に厳しいが,今後駐車場の運営における新たな手法を考えていないのかとの問いがあり,理事者から,駐車場については来年9月までに指定管理者による管理に移行しなければならないが,この制度を利用して民間に委託できるかどうか,できるとすればどのような形態がよいのか,負債部分の償還や使用料の問題,さらには公共駐車場としての制約事項との関連性を含め研究していきたいとの答弁がありました。 次に第12号議案 平成17年度福井市福井駅周辺整備特別会計予算 代替地に関して委員から,公有地には代替地として取得した土地が数多くあるが,その代替地を早急に処分していくためにはあらゆる方法で市民に情報を発信していくべきである。また組織内においても情報は関連性や互換性があるため,職員が整理された情報を活用できるよう努めてほしいとの要望がありました。 次に第13号議案 平成17年度福井市下水道事業会計予算 浸水対策工事委託に関して委員から,浸水被害を防止するため,地方公共団体の下水道事業を支援する下水道事業団へバイパス管の新設,排水ポンプの設置,さらに貯留管の埋設などの工事を委託するとなっているが,県外機関である事業団が工事発注するため,市外業者がすべて受注する可能性があるのではないかとの問いがあり,理事者から,市は事業団に対してここ10年の間に福井市発注の工事で受注実績がある企業という条件をつけており,実質的には指名に市内業者が入るよう要請しているとの答弁がありました。 さらにこれに関して委員から,福井豪雨などによる災害復旧のための仕事量がふえており,バランスを考慮しながら市内業者が入れるよう努めてほしいとの要望がありました。 以上が当委員会での審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 なお,去る2月17,18日の両日,今後の委員会運営の参考に資するため,河川事業における災害予防対策及び再開発事業について静岡市を,また杜の中の駅構想における駅前広場整備計画及びJR高架下利用について岐阜市を視察し,活発な意見交換をしてまいりましたことを申し添え,報告を終わります。 ○議長(木村市助君) 次に経済企業委員長 13番 石丸浜夫君。 (13番 石丸浜夫君 登壇) ◆13番(石丸浜夫君) 経済企業委員会から報告をいたします。 去る2月22日の本会議において,経済企業委員会に付託されました案件と予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査するため,3月10日,11日の両日,委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。 付託されました案件は,議案5件であり,いずれも原案どおり可決いたしました。 なお,第18号議案については,挙手採決の結果,賛成多数で可決いたしました。 また調査依頼を受けました案件は,議案10件で,原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 第18号議案 福井市国民宿舎の設置及び管理に関する条例の全部改正に関して委員から,有識者らによる指定管理者選定委員会を設置し,希望を募るとのことだが,鷹巣荘開設当時の経緯はもとより,その後深く地域に根差した施設となっているため,制度導入後に及ぼす地域への影響は決して小さくないものと考えられることから,地元からも委員を選出して意見,要望を聞く中で透明性のある,住民が納得のいくものにしてほしいとの要望がありました。 次に第25号議案 福井市中央卸売市場業務条例の一部改正に関して委員から,国の法改正に基づく全国一律の条例改正であるとのことだが,市場活性化が叫ばれて久しいことから,福井市民の台所として今後の市場はどうあるべきか,法律の範囲内における本市独自の運営方法を市場関係者のみならず,消費者も交えた中で検討してほしいとの要望がありました。 次に予算特別委員会からの調査依頼案件であります第1号議案 平成17年度福井市一般会計予算 若年者等職業能力開発事業に関して委員から,近年フリーター,ニート,早期離職など若者の雇用環境をめぐる問題がクローズアップされている中で,カウンセリングや就職あっせんなど就職までの一連の相談体制を構築し,求職者の早期就職を支援するセミナーの開催もさることながら,受講生の就職後の定着率が懸念されることなど,このセミナーにより既に就職されている方々を支援するための追跡調査なども必要と思われるが,このことについてはどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,セミナーは平成15年度から始まり,今年度は6回実施した,受講生も増加傾向にあり,実績も伸びているところであるが,就職後を危惧する受講生の声も多いことから,今後セミナーにおいては未就職者に対するバックアップだけではなく,就職先でのあらゆる悩みの相談に応じられるよう,就職した受講生の方々に対するフォローアップの体制づくりに努めていきたいとの答弁がありました。 また福井豪雨観光施設災害復旧事業に関して委員から,来年度は10月から11月にかけて県内において国民文化祭・ふくい2005が開催され,本市においても一乗地区を初めとする各地でイベントが実施される,しかし昨年7月の豪雨による被害が甚大となっている一乗滝周辺の復旧の進捗によっては国民文化祭の実施に影響を与えることも懸念されるが,復旧工事のめどはどの程度であるのかとの問いがありました。理事者から,一乗滝と小次郎の里ファミリーパークについては平成17年度中の完全復旧,18年春の供用開始を目指していきたい。しかし,朝倉氏遺跡周辺は本市の重要な観光資源でもあり,河川や道路といった基本的な部分の本格復旧なくして観光資源ともなり得ないことから,今後県と一体となり復旧工事に取り組み,一日も早くお客様に来ていただけるよう環境の整備に努めていきたいとの答弁がありました。 また園芸振興対策事業に関して委員から,足腰の強い園芸産地育成のため,パイプハウス等の整備を支援するとのことだが,市民生活のみならず学校給食においても安全,安心な地場農産物へのニーズが高まりを見せており,地産地消を推進する上においてはハウス栽培を積極的に奨励し,安定供給の確保に努めてほしいとの要望がありました。 次に第8号議案 平成17年度福井市国民宿舎特別会計予算に関して委員から,来年度はエレベーターを新設し,さらに10月の指定管理者制度導入後も建物の維持管理にかかる費用の一部を負担するということであるが,市職員を置かないということになれば,赤字の大きな要因である人件費も抑えられることとなることから,参入する指定管理者の運営いかんによっては黒字も十分に考えられるため,建物を所有する市としては指定管理者から一定の施設使用料を徴収する考えはないのかとの問いがあり,理事者から,指定管理者制度では公募時において参入を希望する事業者の提案により条件を決めることになっているが,あくまでも施設を貸すということであるから,事業者の意向はさまざまであるにしても,基本的には一定の使用料を徴収したいと考えている。また仮に指定管理者の事業運営に赤字が出た場合でも,市としては補てんをしないということを前提としたいとの答弁がありました。 次に第14号議案 平成17年度福井市ガス事業会計予算に関して委員から,ガス事業は現在多額の負債を抱えており,来年度も赤字が見込まれるとのことだが,民間移譲という全国的な流れの中で公営を維持していくのであれば,人件費の削減もさることながら,事業そのものの洗い直しが急務だと考えられる。独立採算ということであればなおのこと経費の削減に努め,経営の合理化を図ることが必要であり,企業管理者を初め職員総力で知恵を絞り,一日も早い赤字の解消に向けた確固たる事業計画を考察し,市民の期待にこたえられるよう努めるべきとの意見がありました。 以上が当委員会での審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 なお,去る1月31日,2月1日の両日,今後の委員会運営の参考に資するため,地域再生計画「ひと,輝くまち 倉敷」について岡山県倉敷市を,また「歴史・文化的資源を活用した国際観光都市づくり」について兵庫県姫路市を視察し,活発な意見交換をしてまいりましたことを申し添えて,報告を終わります。 ○議長(木村市助君) 次に教育民生委員長 18番 松山俊弘君。 (18番 松山俊弘君 登壇) ◆18番(松山俊弘君) 教育民生委員会の報告をさせていただきます。 去る2月22日の本会議において,教育民生委員会に付託されました案件と予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査するため,3月10日,11日の両日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は,議案6件であり,いずれも原案どおり可決いたしました。 また調査依頼を受けました案件は,議案8件で,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず第29号議案 福井市文化財保護条例の一部改正に関して委員から,本市には歴史上非常に重要な旧町名がたくさんあった。これらの旧町名にはそれぞれ歴史がある。我々の次の世代に残すためにも旧町名を生かすべきではないかとの問いがあり,理事者から,歴史的地名に郷愁を感じる声が高まってきている。現時点では旧町名等についてはできるだけその歴史を後世に伝えることが大事と考え,その町名の由来を刻んだ石碑などをかなり多く建立している。今後は市民からの要望の高まりに関心を払いながら検討していきたいとの答弁がありました。 次に予算特別委員会からの調査依頼案件であります第71号議案 平成16年度福井市一般会計補正予算について委員から,現在運行されている地方バス路線に路線の維持のために補助金を出していることを市民に対しもっと周知すべきである。利用者にとっても運賃が安くなるという実感がわく施策をとるべきではないかとの問いがあり,理事者から,昭和50年当時と比べ,現在バスの年間乗客数は4分の1程度に落ちているが,走行距離数は4分の3を確保している。バス環境が非常に厳しい中,事業者は一生懸命取り組んでいる。行政としても利用者の立場に立って今後とも協議を続けていきたいとの答弁がありました。 さらに委員からは,今後このバスを取り巻く問題についてじっくり調査研究を行うように求める意見がありました。 次に第1号議案 平成17年度福井市一般会計予算 民生費に関して委員から,かねて本市が先進的取り組みとして行っていた誕生祝い金事業が昨年12月末をもって打ち切りとなった。少子化が叫ばれる時代,自分は福井生まれであるとの誇りと郷土への愛着心を市民一人一人がしっかり堅持していくためにも,今後ともこの祝い金事業は復活させて継続していくべきではないかとの問いがあり,理事者から,確かにこの誕生祝い金事業は少子化対策事業の目玉として位置づけてきたものであった。しかし,本市では就学前までの乳幼児の医療費無料化をぜひとも実現させたいとの強い政策的方針のもと,昨年7月からこの事業を実施したことに伴い,財政上の観点からもやむを得ず廃止した経緯があると答弁がありました。 このことについて委員から,さらにこの誕生祝い金事業は議会,理事者双方が1年間にわたり少子化対策を検討した結果の施策である。福井市は福井市独自の一連の少子化対策事業とともに,この誕生祝い金事業をさらに永く継続することで,政策的効果の実現を目指すという姿勢を内外に明らかにすべきであるとの強い要望が出されました。 またこの件については,誕生祝い金事業を復活させるべきであるとする議案賛成者からの付帯意見が出されました。 さらに民生費に関して委員から,10億円に及ぶ福祉基金の財産収入が約76万円ほどの見込みとして計上されているが,やはり低金利の時代であり,基本的に果実を運用する基金のあり方をこの際全庁的に検討すべき時期に来ているのではないかとの意見がありました。 次に教育費に関して委員から,福井市民の中には一乗谷朝倉氏遺跡を将来世界文化遺産へ登録させたいとの夢を語る人たちがいる。予算の中には国民文化祭の中で開催される朝倉文化フェスティバルや一乗谷朝倉氏遺跡災害復旧全体計画策定事業に係る費目があるが,それらを行うのであれば対外的に市としての意向を積極的に出して行ってほしい。特に薪能は単年度の結果にとらわれず,福井の朝倉氏遺跡には薪能があるということを全国的に認知される事業に育てていってほしいとの要望がありました。 さらに教育費に関して委員から,スポーツ人口のすそ野を広げるには,まさに大きなピラミッドをつくる発想と同じように,トップチームの技量を上げる必要がある。郷土のクラブチームが全国大会への出場権を得た場合は,市の体育施設の使用時間を延長許可するなど,管理運用基準の見直しができないかとの問いがあり,理事者から,従来から市の代表チームにはできるだけ施設の使用を認めてきたが,今後は使用の時期や時間等練習環境の整備を検討していきたいとの答弁がありました。 次に第2号議案 平成17年度福井市国民健康保険特別会計予算について委員から,国民皆保険という国の基本政策が大量の滞納者の発生とそれに伴う資格証明書の発行という事態の前に揺らいでしまっているという現実がある。滞納を抱えた世帯であったとしても子どもには医療を受けさせるという配慮をすべきではないかという問いがあり,理事者から,医療保険事業を運営する保険者としての基本的考え方は被保険者証は使っていただくものである,たとえ長期の滞納者であっても子どもが病気の方には病気が重くならないよう,その子どもに限る短期保険証を発行している。今後ともこの制度を健全に維持していくため,滞納者には納税相談に来ていただきたいとの答弁がありました。 次に第4号議案 平成17年度福井市介護保険特別会計予算について委員から,高齢者の負担が何かと増す折,現に障害のある方々の中には障害手帳を持っていないために税の障害者控除が受けられず,さらに国民健康保険税や介護保険料の支払いの面で不利益をこうむっている多くの人たちがいる。本市として障害者控除などの対象となるとわかった人には証明証の発行ができないかとの問いがあり,理事者から,想定では対象者が数百人以上おられるが,昨年度の申請者数は27名であった。税制控除は申請主義の建前であるが,今後とも制度の周知に努めたいとの答弁がありました。 第5号議案 平成17年度福井市交通災害共済特別会計予算について委員から,かつては自治会の役員が集金をするなど,この福井市交通災害共済への加入を呼びかけて多く市民が加入をしていた。ところが,ここ数年その加入率が激減しており,平成15年度には50%をついに割り込み,さらに平成16年度は31%という結果となっている。合併を目前にして同種の制度を実施している美山町や越廼村では依然として非常に高い加入率となっているが,本市としてこの現状に対しどのような方針で臨んでいるのかとの問いがあり,理事者から,昨今のプライバシー保護の問題と自治会長の負担軽減を考え,今年度から加入方式をダイレクトメール方式に変えたことが予想以上の落ち込みを招いた。しかしこの共済制度は非常によい制度であると考えているので,職員が自治会長会議に出席して説明するなど,今後ともさまざまな方法でPRに努める中,加入率の向上に努力していきたいとの答弁がありました。 以上が当委員会での審査結果並びに審査経過の概要でございます。委員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(木村市助君) 次に予算特別委員長 14番 見谷喜代三君。 (14番 見谷喜代三君 登壇) ◆14番(見谷喜代三君) 予算特別委員会の報告を申し上げます。 去る2月22日及び3月3日の本会議において予算特別委員会に付託されました議案24件及び市政上の重要案件を審査するため,17日,18日の2日間委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告いたします。 付託されました議案24件は,付託後議長を通じそれぞれ所管の各常任委員会に対し調査依頼を行い,その審査結果の報告を受けて審査を行った結果,原案どおり可決いたしました。 また市政上の重要案件についても活発で真剣な論議が交わされ,継続審査と決定いたしました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まずまちづくりについて委員から,県民会館の機能が手寄再開発ビルに移転した後,その跡地は中央公園として活用していこうとする考えはないか。あわせて,将来の市庁舎のあり方についてどう考えているかとの問いがあり,理事者から,かつて若手職員によるプロジェクトチームから21世紀のグランドデザインが報告された際,21世紀のいずれかの時点ではお堀の中には県庁はなく,中央公園の横には市役所もないという構図がかかれていた。長期的視野に立てばやはり魅力ある都市空間を形成していく方向づけが望ましいとの答弁がありました。 次に誕生祝金について委員から,青少年・少子化対策特別委員会での協議の末,本市独自の施策として全国に先駆けて施策したものであるが,継続することにより成果が上がるものと考えられるにもかかわらず,なぜその施策を取りやめたかとの問いがあり,理事者から,庁内ワーキンググループからの提案を受け協議した結果,就学前医療費無料化の方がより効果的との判断から,昨年12月に誕生祝金を取りやめたとの答弁がありました。 また関連して委員から,議員は市民の代表者であることを十分に認識し,議会と協議してつくった施策などの大幅な変更や転換を要する場合には,議会と十分に協議すべきとの意見がありました。 次に中心市街地整備について委員から,現在本市が進める歴史の見えるまちづくり構想により,郷土歴史博物館等の拠点整備は完了しているところであるが,それらを生かした福井の歴史をPRするため,レンタサイクルを設置するなど観光客の利便性を図る中で賑わいの創出に努めてほしいとの要望がありました。 次に財政について委員から,三位一体の改革により,国からの補助金削減額とこれを補てんすべき国から地方への税源移譲額とに差が生じており,地方では大きな不満となっている。本市における影響並びに対応はどのようなものかとの問いがあり,理事者から,本市に新たに移譲された所得譲与税額から国庫補助金などの削減額を差し引くと,平成16年度では1億3,000万円の収入減となった。地方交付税についてもこの2年間で約25億円のマイナスという厳しい状況ではあるが,各種の事業は今後も削減などせず継続して実施していきたいとの答弁がありました。 次に市庁舎の利用計画について委員から,来年度予算にNTT大手ビル賃借料が計上されているが,どのような目的で使用するかとの問いがあり,理事者から,来年2月の市町村合併による職員の増員と昨年の豪雨災害を踏まえた危機管理対策部門の充実強化のためには,現庁舎のスペースに限界がある。そのため隣接するNTT大手ビルを借り受け,商工労働部を配置してフェニックスまつり等の賑わいの演出や来庁者の便宜を図りたいと考えている。空きスペースとなる別館3階は,危機管理対策部門や会議室に充てる予定であるとの答弁がありました。 次に入札制度改善について委員から,これまでも激変緩和を図るために地域性の導入や試行の期間延長を提言してきたが,当初の計画どおりに4月以降本格導入されるかとの問いがあり,理事者から,業者の地域的な隔たりや発注工事の地域的な隔たりなどから生じる弊害が考えられるため,公平性や透明性を高めるために実施する電子入札制度への地域性の導入については現在考えていない。しかし,1,000万円未満の発注については従来の指名競争入札方式を残すなど若干の改善を検討しているとの答弁がありました。 次に監査結果の公表について委員から,近年行政には透明性や公正性,また情報の開示が求められているが,市の監査結果をわかりやすい形で市民に公表していくべきではないかとの問いがあり,理事者から,現在議会や関係行政委員会に対し報告を行うとともに,市内の掲示場6カ所において公表するのみであるため,今後は広く市民にわかりやすく公開するという観点から,公表する時期やその方法について検討していきたいとの答弁がありました。 次に土地利用誘導政策について委員から,市場周辺土地区画整理事業における用途地域の現状を都市計画マスタープランと比較すると,乖離したような現状が見られ,整合性を図るために開発を見直す必要がある。また都心居住政策がある一方で郊外の宅地開発を推進することは市街化区域の空洞化を助長することにつながる。本市が次世代にどのようなまちを残すことができるかということを考えれば,まちのイメージアップを図る中で持続可能なまちづくり施策への予算づけを,積極的に行っていくべきとの意見がありました。 次に都市政策行政について委員から,市内の区画整理事業は財政健全化計画により3年間事業を延期したが,国の補助を見込める期限は迫ってきており,また地権者を初め地元住民は一日も早い事業の完了を望み,土地利用の拡大を図りたいという切実な思いを寄せている。今後どのように取り組むかとの問いがあり,理事者から,職員の増員や可能な業務の外部委託などを視野に入れながら,予定している完成年度へ向け全力で事業を推進していきたいとの答弁がありました。 次に下水道行政について委員から,川西大安寺地区の公共下水道計画は,最近当該地区において反対派ののぼりが立つなど,地元の合意形成は極めて困難な状況と思われる。今後は地元との協議の窓口として鷹巣地区環境対策協議会だけを考えるのではなく,自治会連合会も重視すべきではないかとの問いがあり,理事者から,鷹巣地区環境対策協議会が唯一の窓口と考えているが,自治会連合会へも積極的に協議を行い,双方から合意をいただけるよう鋭意努力していきたいとの答弁がありました。 次に公共交通について委員から,国見地区や川西地区の住民は市内の高校などに通う子ども1人の通学定期代として3年間で約100万円程度を負担している。そのようなことから市の中心部におけるコミュニティバスの利便性や中心部への居住政策により市街地へ転居する住民がふえ続け,これらの地域は過疎化の一途をたどっている。解消策として子どもたちの通学定期代に対し助成する考えはないかとの問いがあり,理事者から,交通事業者は利用した距離に応じ運賃を定めることにより公平性を保ち,複数の市町村にまたがり運行するバス運賃の整合性を図ってる。したがって本市だけではなかなか決めがたい問題であるため,現在は公共交通事業を補助する形で支援しているとの答弁がありました。 次に市民課窓口の取り扱いに関して委員から,個人情報の保護については近年大きな社会問題となっている。情報の漏えい自体はもちろんであるが,職務に関係なく個人情報を見ること自体が問題であるという認識を持ち,いつ,だれが,どんな情報を見たのか,追跡できるようなシステムを構築し,監視を強化することで個人情報の保護に努めてほしいとの要望がありました。 次に環境行政について委員から,平成11年の金属等の廃棄物処理業者進出を機に,地元住民の建設反対運動が展開される中,建設差しどめ請求がなされ,本年1月には福井地裁で請求却下の決定がなされたところである。本年5月ごろには本格操業開始という現状の中で,行政としてのどのように対応していくかとの問いがあり,理事者から,騒音規制法に基づき騒音壁の設置,吸音材,遮音材の取りつけ,あるいは振動規制法に基づき強固な基礎,防振ゴムの取りつけ,さらに油流出対策として油水分離槽の設置などを強く指導し,確認しているところであるとの答弁がありました。 さらに委員から,安全かつ安心できる生活を確保するため,地元住民から要請があれば,業者の本格操業開始までに公害防止協定を締結してほしい。また都市景観条例に基づく大規模建築物等に指定するなど行政として適正な指導ができるよう努めてほしいとの要望がありました。 次に児童館について委員から,現在共稼ぎ家庭の児童を放課後の交通事故や非行から守るとともに,健全育成を図るため児童館が設置されているが,場所によっては児童数の多さから満足に受け入れできないところがある。これを解消するために児童数に応じて児童厚生員などの専門職員を配置がえするなど,弾力性のある運用に努めてほしいとの要望がありました。 次に教育行政について委員から,総合運動公園内に建設予定の野球場は現市営球場を移転,新築するものであるが,本市中央部に位置する市営体育館も築46年を経過する中で相当に老朽化が進んでいることから,早急に建て直す必要があると考える。またその建設の際には安易に総合運動公園内に計画するのではなく,平成30年に開催予定の福井国体も視野に入れ,本市の中央部,そして東西南北といった地域のバランスも考慮した上で,総合的な視点に立って十分検討してほしいとの要望がありました。 次に地産地消の具体的な取り組みについて委員から,農家経営の安定のために水田を畑地化して本市の重粘土地帯で野菜がつくれるよう,土壌改良を進める考えはないかとの問いがあり,理事者から,試験田において小規模な土壌改良を行って野菜の栽培などを試み,今後JAなどと協議を行いながら進めていきたいとの答弁がありました。 以上の総括質疑の後,採決を行い,議案24件を原案どおり可決するに至りましたが,その際委員から第1号議案 平成17年度福井市一般会計予算,第7号議案 平成17年度福井市宅地造成特別会計予算,第13号議案 平成17年度福井市下水道事業会計予算については,一部に検討を要する部分があり,予算執行の際には私たちの意見を反映してほしいとの強い要望がありました。 以上が当委員会での審査結果並びに審査経過の概要であります。当委員会は今後とも継続して市政上の重要案件に関する審査及び調査に当たりたいと存じますので,議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(木村市助君) 次に議会運営委員長 16番 稲木義幸君。 (16番 稲木義幸君 登壇) ◆16番(稲木義幸君) それでは御報告申し上げます。 去る3月3日の本会議において,議会運営委員会に付託されました請願2件及び陳情1件と12月定例会において継続審議となっておりました請願4件を審査するため,23日に委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。 まず請願第21号 「市場化テスト」の実施及び「地域給」の導入に反対する請願については,現実的に物価等の地域格差があることから,再度検討する必要があるとし,陳情第10号 安心できる社会生活の実現と地域経済の活性化を求める陳情についても,国,地方合わせて約800兆円の借金を抱える中で理想と現実を十分に見きわめる必要があることから,いずれもいましばらく様子を見るべきとして継続審査と決定いたしました。 次に継続審査となっておりました請願第8号 小学校就学前までの医療費無料化と妊産婦検診に対する補助拡充を求める請願については,少子化対策に関しては国,県,市,それぞれのレベルで検討を要する大きな問題であり,本市として妊産婦検診などをここに取り上げるべきではないことから,また請願第10号 支援費制度の改善を求める請願については,趣旨について一部理解できる部分はあるものの,来年1月に抜本的な見直しが予定されていることから,いずれもいましばらく様子を見るべきとして,再度継続審査と決定いたしました。 次に請願第18号 利用者負担の大幅増など介護保険の改悪に反対し改善を求める請願については,現在社会保障費が20兆円を超える中,見直しの法案を提出する一歩手前の段階でもあり,また介護保険制度の見直しそのものに反対するようにもとれることから,不採択と決定しました。 また教育基本法の改正の是非をめぐって提出されました請願について審査しました結果,継続審査となっていた請願第15号 教育基本法の改正でなく,その理念の実現を求める請願及び新規の請願第20号 教育基本法の早期改正を求める請願については,現在の教育面における諸問題を解決するためには,政策面で対応すべきであり,現行の基本法で何ら問題はないとする意見と社会の変化に合わせて基本法そのものを抜本的に見直す必要があるとする意見が出され,今後の国の動向を見るべきであるとして,継続審査と決定しました。 以上が当委員会での審査結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 なお,去る2月17日,18日の両日,今後の委員会運営の参考に資するため,議員提案による政策的な条例制定について滋賀県草津市を,また行財政改革に係る議会改革と予算特別委員会の運営について愛知県豊橋市を視察し,活発な意見交換をしてまいりましたことを申し添え,報告を終わらせていただきます。 ○議長(木村市助君) 以上をもちまして各常任委員会,予算特別委員会及び議会運営委員会の審査報告は全部終了しました。 ただいまの各委員長報告に対し一括質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 ここでお諮りします。 第3号議案,第5号議案,第16号議案及び第17号議案,第20号議案ないし第23号議案,第26号議案ないし第30号議案,第72号議案ないし第74号議案,第76号議案ないし第81号議案,第83号議案ないし第86号議案,請願第8号,請願第10号,請願第15号,請願第20号及び請願第21号,陳情第10号については,討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 それでは採決します。 第3号議案,第5号議案,第16号議案及び第17号議案,第20号議案ないし第23号議案,第26号議案ないし第30号議案,第72号議案ないし第74号議案,第76号議案ないし第81号議案,第83号議案ないし第86号議案,請願第8号,請願第10号,請願第15号,請願第20号及び請願第21号,陳情第10号に対する委員会の決定は,お手元の審査結果報告書のとおりそれぞれ可決,継続審査であります。 お諮りします。 以上の各案件は各委員長の報告どおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,各委員長の報告どおり決定しました。 それでは第1号議案及び第2号議案,第4号議案,第6号議案ないし第15号議案,第18号議案及び第19号議案,第24号議案及び第25号議案,第71号議案,第75号議案,第82号議案,請願第18号について討論の通告がありましたので,許可します。 32番 西村公子君。 (32番 西村公子君 登壇) ◆32番(西村公子君) 日本共産党の西村公子です。 私はただいま討論の対象となっております第1号議案 平成17年度福井市一般会計予算など17年度予算の13会計,また16年度補正予算については2つの会計を合わせ15件,さらに第18号議案 福井市国民宿舎の設置及び管理に関する条例の全部改正についてなど条例4件と財産の取得について,原案に反対する立場から討論を行います。 また請願第18号 利用者負担の大幅増など介護保険の改悪に反対し,改善を求める請願については,不採択とした委員長報告に反対し,討論を行います。 まず各会計予算と関連の条例について反対の主な理由を述べます。 第1に,経済情勢を見ても大企業が空前の利益を上げている一方で雇用や中小企業経営は依然として厳しい状況の中で最優先で取り組むべき市民生活支援の思い切った施策が見られません。 ことしは今まで以上に住民負担が市民生活を直撃することになります。住民税の公的年金等控除の縮小,老齢者控除の廃止,所得税,住民税の定率減税の半減,廃止などで市民の不安や批判が高まっています。市民税の定率減税廃止だけでも約5億円の負担増になるということであり,今国保税の引き下げや教育費の父母負担軽減など市民生活支援策を行うべきです。 介護保険事業についても国の制度改悪によって10月から施設入所者の居住費用と食費については全額自己負担にされるため,平均で年間40万円もの負担がふやされることになります。年金80万円以下の方以外は,負担が大幅にふやされ,入所を継続できなくなる,すなわち追い出しにつながるような改悪は認められません。市独自の支援策を設けるべきです。 国民健康保険事業についても,加入者が増加しておりますが,失業者や低所得者が多く,滞納者が全体の2割にもなっています。滞納すれば,制裁措置で正規の保険証を交付せず,資格証明書は昨年度で1,428世帯,県内や近県の市と比較しても異常に高い状況です。新年度から低所得高齢者の住民税非課税措置が3年間で廃止されることで,国保税が引き上げになり,一層払えない人がふえることになります。高過ぎる国保税の引き下げや市独自の減免制度をつくり,市民が安心して医療にかかれるようにするべきです。 第2に,雇用対策や基幹産業としての農業振興,中止小企業への対策が極めて弱く,大手優遇になっているという点です。 新年度,企業立地奨励制度の見直しで助成金を一企業当たり最高10億円,市長特認なら20億円限度で大幅に拡大するものです。他の自治体の条件競争に負けられないと言いますが,実際の対象となるのは利益を上げている大手の企業でしょう。しかも多額の補助を税金で取り戻すのには何年もかかります。現在中小零細企業が経営を続けていくことが困難で,圧倒的多数の中小零細企業が福井市で経営が続けられるようにしてこそ人口の流出を防ぎ,産業を育成できます。大手優遇の制度改正ではなく,中小零細企業に視点を当てた施策に転換するべきです。 農業経営も深刻です。米政策改革大綱に基づき大規模化を推進していますが,以前の国の補助水準と比較すると大幅な引き下げになっており,それを補う形で水田農業構造改革対策事業や麦,大豆品質向上奨励事業,加工用米推進事業について,いずれも県と市が補助を出してやっています。しかし,それでも対象にならない農家がかなりあり,大幅な赤字を抱えてやっているわけです。新年度も認定農業者を中心とした担い手への施策の集中化が一層進められようとしており,家族経営は農業経営を続けられなくなる,そんなひどい国のやり方です。市として経営を続けられるよう,価格補償対策などを本気で取り組むべきです。 第3に,どの分野でも市民生活が一層苦しさを増しているときに,財政のむだ遣い,不要不急の事業や大型開発事業推進のやり方には反対です。 財政が厳しいと言いながら,全国や北信越両市議会議長会の海外視察を続けていること,多額の費用弁償に対して市民の批判が一層強くなっています。また市長を初め特別職の退職金の見直しが行われていません。市民生活に必要な予算を削減し,職員に対しては5年連続で大幅な給与引き下げを行っておきながら,市長の退職金は据え置きでは到底納得できません。 また一乗谷あさくら水の駅整備事業は,不要不急の事業であり,認められません。 中期行財政計画で位置づけられている大型開発事業の予算は,建設費全体の4割を占め,年80億円にもなっています。これまでにも指摘しているように,市街地活性化との整合性の問題,大規模開発による市街地の浸水問題,保留地売却が進まず,森田北東部や市場周辺の区画整理事業は事業費が確保できない問題などが明らかになってきており,事業そのものが多くの問題を抱えている上に,多額の税金を投入することに対して市民の理解が得られておりません。大幅な見直しをするべきです。 第4に,大幅な職員削減によって現場での労働強化,住民サービスの低下,責任ある事業執行ができない状態が出ており,こうした行革,リストラは反対です。 大幅な職員削減によって年休がなかなかとれないという状況を通り越して,保育所では時差勤務の配置に困っているとか,職場会議ができない,また心身も疲労がたまり,欠勤者がふえていて,日常の保育にも影響が出ているということです。保育所は入所児童がふえているにもかかわらず,削減するやり方は理解できません。現場の状況を考えず,正規職員を減らして非常勤をふやすやり方は問題であり,正規職員をふやすべきです。 また下水道事業は,昨年の豪雨により浸水対策や河川整備など事業がふえておりますが,現在の職員では対応できないとして,62億円の事業について下水道事業団に委託するということです。下水道工事や事業団委託については,経費が高いとか,各地で談合も起きているなど問題が起きてきております。市役所全体の職員配置について減らせばよいというのではなく,適正な職員配置について見直しを行うよう求めるものです。 第5に,国民を罰則つきで戦争協力に動員する国民保護法を具体化する国民保護計画策定は反対です。 国民保護法はさきに成立した武力攻撃事態法に実効性を持たせる法制で,有事法制の具体化です。政府の見解でも,アメリカが海外で戦争を始めたときに発動される可能性が一番高いということです。地方自治体も国民も,否応なしに協力させられる体制づくりです。しかも消防や救急なども米軍や自衛隊などの情報に基づいて判断するというもので,助かるべき命が失われたり,火災の消火が間に合わないような事態になりかねません。自治体は住民の生命と安全こそ守るべきであって,かつてのように戦争準備に住民や職員を駆り立てる機関となる過ちを犯してはなりません。よって,国民保護計画策定事業に反対するものです。 次に第18号議案 福井市国民宿舎の設置及び管理に関する条例の全部改正について及び第19号議案 福井市附属機関設置条例の一部改正について述べます。 これらは国の地方自治法「改正」により指定管理者制度が導入されたことに伴うものですが,一般質問で指摘したように幾つもの問題点があります。1つには利潤を上乗せした料金設定になるために,料金値上げにつながることになりかねません。今回の鷹巣荘でも宿泊料金と食事代を含めたこれまでの設定から,宿泊料金のみの設定に後退することになります。2つには利潤を追求する企業も指定管理者になれることから,目的を持って設置されている公の施設を営利企業に利用させることは問題であり,サービス低下につながることも予想されます。3つには住民参加や議会のチェックがなくなることは,透明性を高めよという世論に逆行するものです。4つに雇用や労働条件についても市の対応がなされなければ,解雇や条件の切り下げが容易になり,問題です。 以上の理由から,指定管理者制度そのものが問題であり,国民宿舎の料金値上げにつながるような条例改正は認められません。 次に第25号議案 福井市中央卸売市場業務条例の一部改正についてですが,国の卸売市場法の改正によるものですが,その中心は市場における規制緩和を行うものです。現在は開設区域内での販売行為が禁止されている卸売業者や仲卸業者について例外規定を設けて,届け出すれば販売行為が可能となる内容です。また取引についても大幅に緩和されるものです。健全な市場運営を阻害すると市長が認めた場合は,中止や改善命令を出すことができることにはなっているものの,これでは市場の根本ルールがなし崩しにされてしまうということです。条例本文と例外規定が真逆の内容になっていることは大問題です。市場のルールを崩壊し,小売業者と同等に卸業者や仲卸業者を競わせれば,結果は目に見えており,小売業者が大打撃を受けることは明らかです。このような不当なやり方は小売業者にも理解されないものであり,認められません。 次に第82号議案 財産の取得について((仮称)地域交流センター)についてです。 これは(仮称)図書館や(仮称)男女共同参画・少子化センター,(仮称)中央公民館や研修施設として32億6,900万円で取得しようというものです。これらの施設は市民にとって有効な施設であると考えます。総事業費109億円のうち,県と市で約7割を占めております。公共的施設が主体になることからも,入札の方法は市に準じて行うことが必要です。しかし,公開入札になっていないことや100億円以上の施設であれば,本体工事や冷暖房,電気設備工事,給排水設備工事など当然分割発注にするべきですが,この施設は何と一括発注するということです。公民館などの施設でも,小さな施設でも分割発注しているのにおかしな話です。分割すれば,幾つかの業者の仕事になりますが,一括での請負はさまざまな問題が出るもとです。この財産の取得については入札が不透明で問題があるとの考えから,反対するものです。 最後に,請願第18号 利用者負担の大幅増など介護保険の改悪に反対し,改善を求める請願については,採択するべきです。 介護保険の見直し法案が国会に提出されたことにより,いよいよ住民の不安が現実のものになろうとしている今が,大変重要な時期です。議会運営委員会では,この請願が見直しをするなというふうに受け取れるということで不採択にしたことは,この請願の内容そのものを読んでいないとしか考えられません。 国の審議会や検討会で出された見直しの内容は,国民や利用者の負担がふやされ,サービス内容が低下することで施設や在宅の認定者が生活していけなくなるという不安の声が集められたものです。検討内容で20歳からの保険料徴収や障害者支援費制度との統合については,今回の法案に盛り込まれなかったものもありますが,いずれも介護の現場から出された切実な要求です。 中でも介護施設の部屋代や食費の大幅な負担増は,国がことし10月から実施するとしているものです。入所を継続できなくなるという不安,保険料を引き上げないでほしい。要支援や介護度1の家事介護を制限することで在宅生活ができなくなるという現実に市民が直面する重要な問題です。いずれの請願項目も市民が安心して介護が受けられるようにしてほしいというものであり,市民の現実に目を向ければ当然採択すべきものであります。 以上,理由を述べまして,私の反対討論を終わります。 ○議長(木村市助君) 以上で討論を終結します。 それでは採決します。 第1号議案及び第2号議案,第4号議案,第6号議案ないし第15号議案,第18号議案及び第19号議案,第24号議案及び第25号議案,第71号議案,第75号議案,第82号議案,請願第18号に対する委員会の決定は,お手元の審査結果報告書のとおりそれぞれ可決及び不採択であります。 お諮りします。 以上の各案件は,各委員長の報告どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立多数であります。よって,各委員長の報告どおり決定しました。 次に第31号議案,第87号議案ないし第91号議案について,討論の通告がありましたので,許可します。 32番 西村公子君。 (32番 西村公子君 登壇) ◆32番(西村公子君) 日本共産党の西村公子です。 私は,ただいま討論の対象となっております第31号議案 平成17年度福井市一般会計補正予算,第87号議案 福井市,足羽郡美山町,丹生郡越廼村及び同郡清水町の廃置分合についてないし第91号議案 福井市,足羽郡美山町,丹生郡越廼村及び同郡清水町の廃置分合に伴う地域審議会の設置に関する協議について,4市町村合併関係の6つの議案について反対の立場から一括して討論を行います。 今回の4市町村合併は,関係住民のデメリットが大きく,住民自治に逆行するものとして賛成できません。 第1に,4市町村の合併は福井市民にとってもメリットがない合併であり,3町村の住民にとってはデメリットが大きい合併だということです。 人口107%に対して,税収は104%,一方,面積は157%となり,効率はよくなりません。3町村の住民にとっては,保育料や国保税の大幅な値上げとなり,サービスも中学校部活動支援,障害者通学支援が廃止となり,幼児健診など福井市に合わせればサービス低下になります。負担は低く,サービスは高くなると説明してきたことは,合併を誘導するためだけのものであり,結果として住民を欺いたことになります。 第2に,住民のまちづくりの議論もなく,住民投票などの最終的な判断も行われないという,まさに住民不在の合併は認められません。 情報公開も不十分で,3町村の住民への説明資料には保育料や国保税が引き上げになることは書かれていません。住民説明会でも住民の意向を集約するべきとの意見が出されるなど,理解と納得が得られている状況とは言えません。特例債事業についても,具体的な事業や金額も不明のままで,重要な判断材料が欠けていることは問題です。 また最も重要な問題を市民が決められないということは,住民自治の原則に照らしても問題です。 第3に,地域審議会の設置についてですが,住民の意見を反映するためには,一定の権限を伴うものや,より反映できる合併特例区や地域自治区を選択するべきであると考えます。そうすれば,特別職の配置も必要ありません。住民の意見を最大限反映しようという立場での検討がなされていないことは問題です。 第4に,議員の定数や農業委員会委員の定数については,今回は特例を適用するということですが,合併後の選挙では人口が増加しても定数はふえません。市議会定数は現在のままで,議員1人当たりの人口数が増加することになりますが,少なくとも法定上限の定数は必要です。農業委員については大幅に減少することになります。合併時も含めて住民の意見が大幅に反映しにくくなることは大問題です。 以上,反対理由を述べまして,合併関係の6つの議案についての私の反対討論を終わります。 ○議長(木村市助君) 次に9番 野嶋祐記君。 (9番 野嶋祐記君 登壇)
    ◆9番(野嶋祐記君) 志成会の野嶋です。 私は福井市,美山町,越廼村及び清水町の合併に関する平成16年度第87号議案から第91号議案及び平成17年度第31号議案の6件の議案について,賛成の立場を代表して一括討論いたします。 御承知のとおり,現在全国的に進められております市町村合併は,国,地方の未曾有の財政危機の打開と地方がみずから考え,行動する自己決定,自己責任を伴った地方分権を確立させることが目的であります。言いかえれば,新たな時代への新たな社会システムをみずからの選択と行動でつくり上げることであります。 本市の合併協議は,実質的には平成14年から足かけ3年にわたり行われ,3町村とは合併準備会,法定合併協議会を経て,去る2月25日に4市町村の合併協定の調印がなされたところであります。 協議結果を見ますと,合併の方式は編入合併でありますが,不均一課税,さらには幾つかの行政サービスについても激変緩和措置が講じられております。これもひとえに3町村の住民の心情をしんしゃくし,将来の住民生活に不安を与えないよう議論を尽くし,合併の最大のメリットは行財政改革とスケールメリットであります。そして,行政区域を超えた住民の日常生活や時代の趨勢に敏感に対処できる行政機能の強化であります。今回の合併は,その第一歩なのであります。 本市は,これまで22回の合併によって市勢を拡大し,現在の特例市の地位を築き上げてきました。今後本市は中核市,日本海側の主要都市となって,将来の道州制に対応していくためにはさらなる合併が求められるのであります。 また合併は,到達点ではなく出発点であります。合併の目的をしっかり持ち続け,住民が生き生きと安心して暮らせるまちづくりに全力で邁進しなければなりません。さらに市町村合併は先人が築いた歴史に感謝しながら,新たな歴史をつくり出す瞬間であります。子々孫々に感謝される歴史をつくるために,ここで第一歩として踏み出し,それぞれの持てる力を結集したいものであります。 私といたしましては,本市がさらなる発展を展望するためには,議会が一丸となりまして,今後とも本市の合併推進を支援してまいらなければならないと考えております。 以上申し上げまして,私の賛成討論といたします。 ○議長(木村市助君) 以上で討論を終結します。 それでは採決します。 第31号議案,第87号議案ないし第91号議案に対する委員会の決定は,お手元の審査結果報告書のとおり,それぞれ可決であります。 お諮りします。 以上の各案件は,各委員長の報告どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立多数であります。よって,各委員長の報告どおり決定しました。────────────────────── ○議長(木村市助君) 次に日程3を議題とします。 事務局に朗読させます。 (事務局朗読)日程3 市会案第30号 平成17年度福井市各会計予算議案に関する付帯決議について ○議長(木村市助君) それでは提出者の提案理由の説明を求めます。 16番 稲木義幸君。 (16番 稲木義幸君 登壇) ◆16番(稲木義幸君) ただいま上程されました市会案第30号 平成17年度福井市各会計予算議案に関する付帯決議についての提案理由を御説明申し上げます。 私たちは,21世紀に持続可能な社会基盤を創造するため,また次の世代に夢や誇りを持てる福井市を譲るべく今定例会に臨みました。 会期中は本会議,各常任委員会及び予算特別委員会を通じ,市長提出の各会計予算議案に関し,市民生活の実態や市内の民間団体及び企業の実態を踏まえた危機意識を真摯に訴えましたが,理事者の答弁には危機感がないばかりか,まじめらしさが感じられないものも多々ありました。 今我が国では市町村合併や三位一体の改革等により,地方自治体に大きな責任と権限が付与されることになりますが,今定例会における不十分な議論では市民に対する必要最低限の説明責任すら果たしているとは言えません。しかしながら,年度のかわり目にあるこの重要な時期において,各会計予算議案を否決し,市民生活に停滞を来すようなことは是とできません。 ついては,別紙のとおり市会案として議案を提出することになりました。 以上,議員各位の御賛同をお願い申し上げ,提案理由といたします。 ○議長(木村市助君) ただいまの説明に対し質疑を許可します。 ◆32番(西村公子君) お尋ねします。議論を付帯決議というものがなされたのが,議会運営委員会だけの議論であったと思います。ただ,議会全体に係る以上,全体での議論を行うことが私は必要だったというふうに思いますが,その点の手続が抜け落ちているという点が問題だと思うんですが,そういったことはなぜ図られなかったのか,お尋ねをいたします。 それと内容についてですが,この2番の土地を有効に活用するためにということで,条例の制定を求めているわけですが,今開発しているところでは大型店がどんどん今乱立するという状況で,大変環境としてもふさわしくない状況も出てきている。むしろそういった大型店を規制するような,そういう方向が必要ではないかなというふうに思うんですが,この内容についてもう少し具体的にお話し願います。 ◆16番(稲木義幸君) ただいまの御質問でございますが,土地を有効に活用するために各方面と十分に協議していく中で,もちろんここで言う土地利用に関する条例自体は都市マスタープランとの整合性,また財政健全化計画との整合性,また人口増加政策との整合性,中心市街地活性化等に関する整合性という,合っていなければならず,各方面との協議も理解を深めて制定されるものでございますから,議員の御心配するようなことはないものと思います。 ○議長(木村市助君) 議会全体で協議という点については……。 ◆16番(稲木義幸君) 手続につきましては,一部問題はあるかもしれませんけども,議運の中で私は審議されてきたものと思っております。 ○議長(木村市助君) よろしいですか。 ほかはございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 それでは事務局に案分を朗読させます。 (事務局朗読)  平成17年度福井市各会計予算議案に関する 付帯決議 平成17年3月定例会に上程された各会計予算議案に関して,下記の事項について強く要望する。1 第1号議案 平成17年度福井市一般会計予算 に関して, (1)廃止された誕生祝い金制度については,少子化問題の有効な対策の一つとして再度復活すること。 (2)建設関係予算については,現在延長1,700㎞に及ぶ市道に対しての予算は,2億2,000万円であり,わずか4.5㎞の改良しかできない状況である。道路の耐用年数等に見合った予算計上が必要であると考えられることから,適正な補正措置を講ずること。2 第7号議案 平成17年度福井市宅地造成特別会計予算に関して,土地区画整理事業については, ①都市マスタープランとの整合性 ②財政健全化計画との整合性 ③人口増加政策との整合性 ④中心市街地活性化事業との整合性 など,建設委員会並びに予算特別委員会においてさまざまな議論がなされたところであるが,以上の点について,市民に対しての明快な説明責任を果たすとともに,土地を有効に活用するために,各方面と十分に協議した上で条例の制定を検討すること。3 第13号議案 平成17年度福井市下水道事業会計予算に関して,下水道事業団への委託については,市みずからの事業として実施するよう再検討すること。4 各会計予算議案に関して,現在,民間企業が厳しい経済状況のもと,労使が一体となり企業存続に取り組んでいる中,本市における福井市職員安全衛生管理規則の見直しを図る必要があり,特に職員の療養命令の取り扱い並びにその休業補償については,国,県と同レベルにするよう改定を行うこと。 以上,決議する。 平成17年3月25日                 福井市議会 ○議長(木村市助君) ここでお諮りします。 ただいま議題となっております市会案第30号については,会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定しました。 それでは市会案第30号について討論の通告がありましたので,許可します。 32番 西村公子君。 (32番 西村公子君 登壇) ◆32番(西村公子君) 日本共産党の西村公子です。 ただいま討論の対象となっております市会案第30号 平成17年度福井市各会計予算議案に関する付帯決議について,反対の立場から討論をいたします。 平成17年度福井市一般会計予算に関して誕生祝い金と道路予算関係の補正を求めるものですが,市民の要求はこれだけではなく,特に保育園施設や学校施設,市営住宅,児童館などおくれているところは数多くあり,これだけをとりたてて要望するのは市民全体の意見を反映したものとはなりません。 また区画整理事業について,市民への説明責任については賛成ですが,土地の有効活用についての条例制定を求めることについて,これまでのような大型店をどんどん誘致するようなやり方を改めて,大型店の出店に歯どめをかけ,自然や緑を保全し,ふやすような取り組みが必要だと考えます。 市職員の療養命令と休業補償については,その病気等の状況により命令をして療養をさせることの意味からいえば,十分な補償を行うのは当然のことと考えます。このようなところが本当の問題なのではなく,大型開発優先のやり方が今日の財政難をつくり出してきたもので,そこにメスを入れることこそ今重要な問題だと考えます。 今回附帯決議が提案されましたが,議会運営委員会だけでの議論しか行われていません。議会全体に諮るという民主的な手続が行われていないのは問題です。 また本来附帯決議は全会一致になるような内容で提案するべきであることを指摘して,私の討論を終わります。 ○議長(木村市助君) 以上で討論を終結します。 それでは採決します。 市会案第30号については,原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 事務局で確認をさせますので,そのまましばらくお待ちください。 起立多数であります。よって,そのように決定しました。────────────────────── ○議長(木村市助君) 次に日程4及び日程5を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 事務局に朗読させます。 (事務局朗読)日程4 第33号報告 専決処分の報告について(工事請負契約の変更について)日程5 第34号報告 専決処分の報告について(工事請負契約の変更について) ○議長(木村市助君) この際,あらかじめ会議時間を延長します。 ここでお諮りします。 提出者の報告は,会議規則第37条第2項の規定により省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定しました。 なお,ただいま報告のありました第33号報告及び第34号報告については,関係法の規定により議会に提出,報告するだけでよいことになっておりますので,御了承願います。────────────────────── ○議長(木村市助君) 次に日程6 第92号議案 収入役の選任についてを議題とします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 酒井哲夫君 登壇) ◎市長(酒井哲夫君) ただいま上程されました第92号議案 収入役の選任につきまして,提案理由を御説明申し上げます。 収入役の堀江廣海氏は3月22日をもって任期満了となり,現在収入役は欠員となっております。つきましては,後任として矢野憲一氏を選任したいと存じますので,地方自治法第168条第7項において準用する同法第162条の規定により議会の御同意を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。 同氏は,人格,識見ともに収入役としてまことに適任と存じますので,よろしく御審議の上,御同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村市助君) ただいまの説明に対し質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 ここでお諮りします。 ただいま議題となっております第92号議案については,会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略し,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定しました。 それでは採決します。 第92号議案 収入役の選任については,矢野憲一君を選任することに同意を求められております。 本案に同意する諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 事務局にて確認させますので,しばらくそのままお立ちください。 起立少数であります。よって,第92号議案 収入役の選任については,矢野憲一君に同意しないことに決定しました。 次に3月22日をもって退任されました堀江廣海君からあいさつの申し出がありますので,許可します。 ◎前収入役(堀江廣海君) 大変長い間お世話になりました。ありがとうございました。 長い間にはいろんなことがございましたが,1日だけ忘れることのできない日がございます。平成13年8月9日の日なんですが,今は亡き竹澤農林部長が私の部屋に1時ごろまいりまして4時過ぎまでいろんなことを話してまいりました。急に立ち上がって,うら,議会一遍行ってくるわの,お礼に行ってくるわのって,きょう,うれしかったんやと言うて出ていきました。ところが,5時過ぎにまた戻ってきまして,きょうおおきにのう,ありがとのうと言って帰ったのが最後でございました。一体何があったんやって思いませんか。まさに諸寺の釈門,教に昏くして真仮の門戸を知らず,洛都の儒林,行に迷うて邪正の道路を弁うることなしといったような感がいたします。 私もこれで楽な人生になりましたので,これからは好きなことを勝手気ままに言って過ごしていきたいなと思っております。 議員各位,これからますますの御活動,御発展,御健勝を陰ながら念じております。ありがとうございました。 議長,私は100条委員会のときに遺書を見ましたかという質問をいただきました。見ておりませんが,私あてのものがあったのかどうか,それも何年もの間思っていたことでございます。一言だけ最後に申し上げておきます。 ○議長(木村市助君) わかりました。御苦労さんでした。────────────────────── ○議長(木村市助君) 次に日程7 第93号議案 監査委員の選任についてを議題とします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 酒井哲夫君 登壇) ◎市長(酒井哲夫君) ただいま上程されました第93号議案 監査委員の選任につきまして,提案理由を御説明申し上げます。 代表監査委員の奥津正男氏は3月22日をもって任期満了となり,現在監査委員1名が欠員となっていますので,その後任といたしまして佐々木正博氏を選任したいと存じますので,地方自治法第196条第1項の規定により議会の御同意を賜りたいと存じますので,よろしくお願い申し上げます。 同氏は,人格,識見ともに監査委員としてまことに適任と存じますので,よろしく御審議の上,御同意を賜りますようお願い申し上げます。 なお,御同意の上は同氏を常勤の監査委員に選任いたしたいと存じますので,よろしくお願いいたします。 ○議長(木村市助君) ただいまの説明に対し質疑を許可します。 ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 ここでお諮りします。 ただいま議題となっております第93号議案については,会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略し,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定しました。 それでは採決します。 第93号議案 監査委員の選任については,佐々木正博君を選任することに同意を求められております。 本案に同意する諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 事務局に確認をさせますので,しばらくお待ちください。 起立少数であります。よって,第93号議案 監査委員の選任については,佐々木正博君に同意しないことに決定しました。 次に3月22日をもって退任されました奥津正男君からあいさつの申し出がありましたので,許可します。 ◎前代表監査委員(奥津正男君) 議長のお許しをいただきまして,一言御礼のごあいさつを申し上げます。 私,平成13年の3月議会におきまして監査委員の選任に御同意を賜りまして以来,きょうをもちまして,きょうまで4年間務めさせていただきました。その間,議長さんを初め議員各位の多くの御指導,御支援を賜りましたことに心より感謝とお礼を申し上げます。 その中で監査の立場で4年間を過ごさせていただきました。福井市政にかかわることができましたこと,重ねて御礼を申し上げます。 この上は皆様方からいただきました多くの貴重な教訓を支えにして,経験も含めてこれからの人生を歩んでまいりたい,このように思っております。 結びになりますが,酒井市長さん,木村議長さんのもとで大福井市が,県都の福井市がますます発展されますことと,議員各位のさらなる御発展を心より祈念を申し上げまして,お礼のごあいさつとさせていただきます。長い期間ありがとうございました。 ○議長(木村市助君) 御苦労さまでした。────────────────────── ○議長(木村市助君) 次に日程8 選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙についてを議題とします。 ここであらかじめ御了承願いたいと存じますが,被選挙人はいずれも4名であります。 お諮りします。 選挙の方法につきましては,地方自治法第118条第2項の規定により,指名推選の方法によりたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,選挙の方法は指名推選によることに決定しました。 引き続き,お諮りします。 指名の方法については,議長において指名することにしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定しました。 それでは選挙管理委員会委員に藤井健夫君,木瀬矩道君,佐野俊男君,品川一郎君を指名します。 次に補充員を指名するに先立ち,補充員の指名順位を決定をしておく必要があります。 お諮りします。 指名順位も議長に御一任願いたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,指名順位も議長に御一任願うことに決定しました。 それでは選挙管理委員会委員の補充員に1番 後藤俊子君,2番 山口忠臣君,3番 宮本京子君,4番 藤井邦明君の以上4名を指名します。 お諮りします。 ただいま議長より指名しました藤井健夫君,木瀬矩道君,佐野俊男君,品川一郎君を選挙管理委員会委員に,後藤俊子君,山口忠臣君,宮本京子君,藤井邦明君を補充員の当選人と定めることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,ただいま指名しました諸君は,選挙管理委員会委員及び同補充員に当選されました。 ただいま選挙管理委員会委員に当選されました諸君よりあいさつを受けたいと思います。 ◎選挙管理委員会委員(藤井健夫君) お許しを得ましてごあいさつをさせていただきます。 ただいま選挙管理委員に任命御同意を賜りました私,藤井健夫でございます。 私の左隣,木瀬矩道委員でございます。 さらにそのお隣,佐野俊男委員でございます。 そして一番向こう,品川一郎委員でございます。 私ども未熟ではありますが,公正な選挙管理執行のため尽瘁をいたしたいと思いますので,先生方のよろしき御指導をお願いいたしたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。 ○議長(木村市助君) 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了しました。 ただいま市長から発言を求められておりますので,許可します。 (市長 酒井哲夫君 登壇) ◎市長(酒井哲夫君) 3月定例市議会におきましては,議員各位の御協力をいただきまして,御提案申し上げました平成17年度一般会計予算を初め市政の重要案件を慎重に御審議いただき,御承認,御議決を賜りましたこと対しまして,厚くお礼を申し上げます。 一般質問あるいは各委員会を通じてお寄せいただきました御意見,御要望等につきましては十分に尊重し,市政に反映するよう最善を尽くす所存でございますので,よろしくお願い申し上げます。 さて,合併問題につきましては,先ほど廃置分合議案のほか,合併関連の議案の議決をいただいたところでございますが,新年度は昭和46年以来,実に34年ぶりの合併という年となり,来年2月1日の新市誕生に向けた準備作業が本格的に進められるとともに,将来を見据えて万全な布石を打たなくてはならない重要な年になります。 新市まちづくりの基本理念は,市民と行政が連携・協働し,責任をともにする市民参画のまちづくりと定めておりますが,この理念に基づき新市が持つ可能性を最大限発揮し,産業の振興を図るとともに,福祉,教育,生活環境の充実など,さまざまな分野において施策,事業を積極的に展開し,市民参画による協働のまちづくりを一層推進していく所存であり,新しい住民の方々とともに新しい福井市を創造し合える新市の誕生に大きな期待を寄せているところであります。 ところで,いよいよ来月18日には福井駅周辺の連続立体交差事業が完成し,JR福井駅舎の開業となります。また駅東側のランドマークとなる手寄再開発ビルの建設工事も本格化し,中心市街地のまちづくりは今まさに大きな山場を迎えております。北陸新幹線福井駅部の認可着工や福井駅西口中央地区の再開発など課題は山積しておりますが,今後とも国,県と連携を密にし,この問題に取り組んでまいりますので,議員各位の一層の御理解と御支援,御協力を賜りますようお願い申し上げる次第であります。 さて,日に日に春めいてまいりましたが,ことしの桜の開花は4月3日ごろと予想されております。4月10日に開催されますふくい春まつりのハイライト,第20回越前時代行列には,ちょうど満開の桜のもとで総勢1,200名の武者行列の練り歩きが見られるのではないかと,今から楽しみにしているところであります。 最後になりましたが,この季節は気温の変動が激しく,天気ははっきりしない日々が続きます。議員各位にはくれぐれも御健康に留意され,御健勝で御活躍されますことを祈念申し上げまして,閉会のごあいさつといたします。どうもありがとうございました。 ○議長(木村市助君) これをもちまして平成17年3月福井市議会定例会を閉会します。             午後5時7分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長                     平成  年  月  日署名議員                        平成  年  月  日署名議員                        平成  年  月  日 △〔参照〕              各 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書           総    務    委    員    会番 号件            名審査結果第16号議案福井市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について原案可決第19号議案福井市附属機関設置条例の一部改正について〃第82号議案財産の取得について((仮称)地域交流センター)〃第85号議案福井県市町村非常勤職員公務災害補償組合を組織する地方公共団体の数の減少及び同組合規約の一部変更について〃第86号議案福井県自治会館組合を組織する地方公共団体の数の減少について〃第87号議案福井市,足羽郡美山町,丹生郡越廼村及び同郡清水町の廃置分合について〃第88号議案福井市,足羽郡美山町,丹生郡越廼村及び同郡清水町の廃置分合に伴う財産処分に関する協議について〃第89号議案福井市,足羽郡美山町,丹生郡越廼村及び同郡清水町の廃置分合に伴う議員の定数に関する協議について〃第90号議案福井市,足羽郡美山町,丹生郡越廼村及び同郡清水町の廃置分合に伴う農業委員会の委員の任期等に関する協議について〃第91号議案福井市,足羽郡美山町,丹生郡越廼村及び同郡清水町の廃置分合に伴う地域審議会の設置に関する協議について〃             建    設    委    員    会番 号件            名審査結果第17号議案福井市法定外公共物管理条例の制定について原案可決第26号議案福井市風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部改正について〃第27号議案福井市都市公園条例の一部改正について〃第79号議案不動産登記法の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について〃第81号議案福井市手数料徴収条例の一部改正について〃第83号議案市道の路線の廃止について〃第84号議案市道の路線の認定について〃            経  済  企  業  委  員  会番 号件            名審査結果第18号議案福井市国民宿舎の設置及び管理に関する条例の全部改正について原案可決第24号議案福井市企業立地促進条例の一部改正について〃第25号議案福井市中央卸売市場業務条例の一部改正について〃第30号議案字の区域及び名称の変更について〃第80号議案福井市中小企業高度化奨励条例の一部改正について〃            教  育  民  生  委  員  会番 号件            名審査結果第20号議案福井市重症心身障害児(者)福祉手当支給条例の一部改正について原案可決第21号議案福井市重度心身障害者医療費等の助成に関する条例の一部改正について〃第22号議案福井市社会福祉施設設置条例の一部改正について〃第23号議案福井市児童館の設置及び管理に関する条例の一部改正について〃第28号議案福井市公民館設置に関する条例の一部改正について〃第29号議案福井市文化財保護条例の一部改正について〃            予  算  特  別  委  員  会番 号件            名審査結果第1号議案平成17年度福井市一般会計予算原案可決第2号議案平成17年度福井市国民健康保険特別会計予算〃第3号議案平成17年度福井市老人保健特別会計予算〃第4号議案平成17年度福井市介護保険特別会計予算〃第5号議案平成17年度福井市交通災害共済特別会計予算〃第6号議案平成17年度福井市競輪特別会計予算〃第7号議案平成17年度福井市宅地造成特別会計予算〃第8号議案平成17年度福井市国民宿舎特別会計予算〃第9号議案平成17年度福井市中央卸売市場特別会計予算〃第10号議案平成17年度福井市駐車場特別会計予算〃第11号議案平成17年度福井市農業集落排水特別会計予算〃第12号議案平成17年度福井市福井駅周辺整備特別会計予算〃第13号議案平成17年度福井市下水道事業会計予算〃第14号議案平成17年度福井市ガス事業会計予算〃第15号議案平成17年度福井市水道事業会計予算〃第31号議案平成17年度福井市一般会計補正予算〃第71号議案平成16年度福井市一般会計補正予算〃第72号議案平成16年度福井市国民健康保険特別会計補正予算〃第73号議案平成16年度福井市介護保険特別会計補正予算〃第74号議案平成16年度福井市競輪特別会計補正予算〃第75号議案平成16年度福井市宅地造成特別会計補正予算〃第76号議案平成16年度福井市農業集落排水特別会計補正予算〃第77号議案平成16年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算〃第78号議案平成16年度福井市下水道事業会計補正予算〃            議  会  運  営  委  員  会番 号件            名審査結果請願第8号小学校就学前までの医療費無料化と妊産婦検診に対する補助拡充を求める請願継続審査請願第10号支援費制度の改善を求める請願〃請願第15号教育基本法の改正でなく,その理念の実現を求める請願〃請願第20号教育基本法の早期改正を求める請願〃請願第21号「市場化テスト」の実施及び「地域給」の導入に反対する請願〃陳情第10号安心できる社会生活の実現と地域経済の活性化を求める陳情〃請願第18号利用者負担の大幅増など介護保険の改悪に反対し,改善を求める請願不採択...